第2回 “解答と解説”


 1段ずつ自分で上りながらだと、96-72=24段だけ
エスカレーターが動く(上らせてくれる)ことになります。
一方、エスカレーターに乗ったままだと、当然96段
エスカレーターが動くことになります。
 ここで、各場合のかかった時間の比を求めると、

自分+エスカレーター:エスカレーター=24:96=1:4

よって速さ比は、

自分+エスカレーター:エスカレーター=4:1(逆比になる)

 つまり、”自分”の速さは3で、エスカレーターの速さは1と
いうことになります。

 今度は、上りのエスカレーターに乗って逆に自分で下るわけですが、
このときは、1の速さのエスカレーターに逆らって3の速さで下ること
になるので、差し引き3-1=2の速さになります。
 4の速さのときに、72段歩く必要があったことから、2の速さでは 72×2=144段歩く必要があることになります。
(倍の時間がかかる、ということです。)

                         答え 144段


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