第116回 “解答と解説”


 下の図のような、補助線をひく必要があります。すると..... kai116.GIF (4409bytes)

 まずは、ADとBPを延長し、その交点をQとします。すると、三角形DPQと三角形CPBは相似で、相似比は2:3です。ということは、BC=3cmですから、DQ=2cmであることになりますね。

 ここで三角形AHQに注目すると、AH=3cm、AQ=3+2=5cmですね。3:4:5の直角三角形は入試に挑む小学生は“ふつう”知っているということで、これを利用すると、QH=4cmであることが分かります。

 これで三角形AHQの面積を求めることが可能になりました。3×4÷2=6cm2ですね。また、三角形ABHの面積は、3×3÷2=9/2cm 2です。

 ここから先は様々な方法が考えられますが、ここでは平行四辺形ABRQを利用してみます。平行四辺形ABRQの面積は、三角形ABQの2倍ですね。三角形ABQの面積は、6+9/2=21/2であることが分かりますから、平行四辺形ABRQの面積は、21cm2であることが分かります。

 求める平行四辺形ABCDの面積は、平行四辺形ABRQの3/5倍ですから、21×3/5=63/5が答えとなります。

      解答:50cm2


 ちなみにこちらに栗原英治さん作の素晴らしい解説があります。ぜひ、ご覧ください。

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